人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アーユルヴェーダとヨガの融合スペース『HIBIKI』です。2009年8月新所沢にオープンしました。


by hibikispace
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ゴマ油でうがい(ガンドゥーシャ)

先日、薬の副作用がきっかけで味覚障害になってしまった方に
ガンドゥーシャ(ゴマ油でうがい)をして頂きました。

数年間、味覚だけでなく嗅覚も鈍ってしまい、
食事だけでなくお花の香りも楽しめなくなり
ひどく落ち込んでいたそうです。

風邪をひいて鼻がつまり匂いが感じられなくなった時
何を食べても味がしませんよね?
嗅覚と味覚はセットで考えたほうがベターです。

何を食べても甘いしか味覚がなく
治療法を探していたところ
アーユルヴェーダを知り、足を運んで下さいました。

ガンドゥーシャに必要なものは
「太白ごま油」「ティッシュペーパー」
それだけです。
ゴマ油でうがい(ガンドゥーシャ)_a0132702_20454733.jpg

少量をごま油を口に含み、最低でも5分
ぐちゅぐちゅします。
文献では眼から涙が出るまでの時間・・・とありますが
5分行っただけでも結構疲れます(笑)
終えたらティッシュに吐きだすだけ。

ただのゴマ油のうがいですが、水うがいと違って
沢山唾液が分泌されます。
暫くすると油と唾液で口の中がいっぱいになります。
恐らくこの唾液分泌作用が
味覚障害の治療を促す一つの効果だと思われます。

眼、口と鼻は繋がっていますから
鼻水も誘発されますし、文献通り長く行えば涙も出てくると思います。
顔に溜まった余剰な粘液の排出は浄化が成功した証で
毎日行えば味覚が明らかに向上すると言われています。

なぜ水でなくて油?!
水は皮膚や粘膜からはさほど吸収しないようになっていますが
油は吸収しやすいように身体は出来ています。
ゴマ油の成分が浸透し、浄化を促し栄養を与えます。

その方より
「ご飯が美味しく食べれるようになりました」
と報告を頂いています。
また嗅覚と味覚はセットなので、次回の治療には
ナスヤ(点鼻法)もお薦めてしています。

また油ですから水よりも重量があり、顔の筋肉をよく使うので
おまけに顔が引き締まります!
口の中もサッパリ、歯肉も元気になります♪

ゴマ油でうがいをするだけで簡単ですから
味覚や嗅覚を向上させたい方に
是非試して頂きたいです☆

またお困りの方がいらっしゃいましたら
お声をかけて下さい♪
by hibikispace | 2013-10-23 20:47 | AYURVEDA | Trackback | Comments(0)