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アーユルヴェーダとヨガの融合スペース『HIBIKI』です。2009年8月新所沢にオープンしました。


by hibikispace
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自己免疫疾患

皆さん、「上咽頭炎」という疾患をご存知ですか?

今年に入って上咽頭(鼻と喉の間)に薄めた塩化亜鉛を塗布して
炎症を改善していく「Bスポット療法」というのを知りました。
全国でこれを行っている所はあまりないのですが、
所沢の「久我クリニック」様にて治療が受けられます。

炎症が強い場合は塩化亜鉛を塗布した時に痛みと出血がみられますが、
様々な自己免疫疾患が改善する事が分かっています。
響からもリューマチを患っている方、アレルギー性鼻炎をはじめとする
副鼻腔炎と花粉症がひどい方を紹介して治療を受けた結果、
今年はいつもより症状が軽いと皆さんおっしゃっています!

上咽頭は空気が鼻から入り気流が停滞する場所で、
常に埃・ゴミ・細菌が付着するので炎症が起きやすい場所。
通常はここで起こっている事を感知して免疫組織が全勢力をあげて、
菌と戦い撃退するのですが、炎症が起きる頻度が多くなり慢性化すると、
菌の退治が終わったにも関わらず戦闘モードが解除されず
正常な細胞にまで攻撃してしまうのだとか。
この慢性上咽頭炎が自己免疫疾患の引き金になっているケースがあるそうです。

Bスポット療法の薄めた塩化亜鉛を塗布する事がどのように働くのかというと・・・

「鼻咽喉を刺激する事によって起きる鎮痛、消炎のメカニズムは、
この部位を刺激する事で間脳(脳の一部)の視床下部も刺激を受け、
間接的に副腎皮質ホルモンが分泌され、これと同時に、
脳の中に生物的麻酔(エンケファリン)が分泌され、痛みの中枢に働きかけるから」

↑本より抜粋

アーユルヴェーダのナスヤ(オイルによる点鼻法)も粘膜が刺激されることで、
近くにある視床下部にも刺激が及ぶので、
鼻に関わる疾患のみならず自律神経の不調和による
生理不順やアレルギーなどにも効果がある治療です。

古代から続くアーユルヴェーダ医学としての凄さに敬服し、
響ではナスヤを必要としている人にもっと受けてもらいたいなと思っています。
またBスポット療法の著者は自分で出来る事として点鼻法や鼻うがいを薦めています。
アーユルヴェーダとヨガに通じる部分が沢山ありますので、
ご興味のある方は響でお声掛けください。

リュウマチ関節炎・アトピー性皮膚炎などアレルギーの自己免疫疾患で
悩んでいる方は、ダメ元で「Bスポット療法」も検討してみて下さい。
もし上咽頭炎が引き金になっていたのだとしたら・・・希望が見いだせます!

Bスポット療法や上咽頭炎の詳細はこちらの本で知ることが出来ます↓

「病気が治る鼻うがい健康法 体の不調は慢性上咽頭炎がつくる」
堀田修 著

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%88%E3%81%8F%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E6%9C%80%E6%96%B0%E7%99%82%E6%B3%95-%E7%97%85%E6%B0%97%E3%81%8C%E6%B2%BB%E3%82%8B%E9%BC%BB%E3%81%86%E3%81%8C%E3%81%84%E5%81%A5%E5%BA%B7%E6%B3%95-%E4%BD%93%E3%81%AE%E4%B8%8D%E8%AA%BF%E3%81%AF%E6%85%A2%E6%80%A7%E4%B8%8A%E5%92%BD%E9%A0%AD%E7%82%8E%E3%81%8C%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B-%E5%A0%80%E7%94%B0-%E4%BF%AE/dp/4047318353/ref=pd_sim_14_2?ie=UTF8&dpID=516vdJJybVL&dpSrc=sims&preST=_AC_UL160_SR108%2C160_&refRID=1PWKEKF6CXQNAG5YAK32
by hibikispace | 2016-03-30 22:25 | everyday | Trackback | Comments(0)