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アーユルヴェーダとヨガの融合スペース『HIBIKI』です。2009年8月新所沢にオープンしました。


by hibikispace
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信じるという力

お正月に遠藤周作氏の「深い河」と
笑い飯哲夫氏の「えてこでも分かる般若心経」を読みました。
信じるという力_a0132702_2345339.jpg


「深い河」は以前アーユルヴェーダ講座でお世話になった
小峰先生がクラス中におすすめておられました。
遠藤周作氏は「敬虔なカトリック教徒」というイメージがあり、
「宗教」に少々アレルギー体質を持つ私としては実は躊躇していました。

読み終え、2つ事が私の心に刻まれました。

それは

「信じるという事が生み出す強さ」そして「信じる事に出会う大変さ」

です。

「キリスト教、仏教、イスラム教、ヒンズー教、様々な宗教があるが
みな同一地点にたどり着く様々な道であって、
ただそこに行きつく手段が違うだけ」というような内容が特に腑に落ちた
部分ではないかと思います。

「これで宗教を否定する理由がなくなった」

という個人的な納得を「深い河」で得られました。

そんな事を思っていたら先日、こんな新聞の記事が目に留まりました。

「宗教というのは思い通りになる事を教えてくれるのではなく、
思い通りにならなくても事実から目をそらすことなく、
向き合う勇気を教えてくれる事だと思っています。」

念押ししてもらった感じです。
笑い飯哲夫氏の解説によれば、般若心経の「ギャーテーギャーテー」
で終わる最後の部分は「頑張って!」だそうです!

私は米国ミネソタ州に一年留学していた事があります。
周囲からはとやかく言われていますが、
私自身ではとても満足していて、人生の転機となりました。
師匠の山口先生に出会い、今の仕事に進むチャンスを頂きました。
そのミネソタに留学するきっかけを作った人が
私とアツコ先生を引き合わせた人でもあります。
その人が一生懸命に四苦八苦しながらも色々な事に
挑戦し頑張っている姿、その「生き方」が
私にとっての「宗教」みたいなものです。
その人に出会えた事に私は支えられていると
感謝して迎えたお正月でありました。

「えてこでも分かる般若心経」は師匠である山口先生の推薦本です。
漢文の弱い私にとって、その部分が非常に勉強になり
呑み込めた感じがし、これからの写経がもっと有り難く出来そうです!
そして一生懸命これからもやっていこう!と奮起。
by hibikispace | 2011-01-11 23:48 | everyday | Trackback | Comments(0)